Dai Kimoto & his Swing Kids


2002年2月この今注目されているキッズジャズバンド、スイングキッズはスイス、ドイツ、オーストリアの3国に囲まれた美しい湖、ボーデン湖のスイス側の小さな町ロマンスホーンでその第一歩を踏み出しました。12 の10歳前後の小さな子供達が夢と希望をスイングのリズムに乗せて伝統のジャズの世界の扉を開きました。スイスでは比較的に早い時期から管楽器を習います。トランペット、サックス等小学校2,3年から個人レッスンに通います。キッズのトランペットセクションの子供達はもう幼稚園の頃から私のもとでトランペットを始めた子もいます。ですから子供達の楽器の基礎はかなり出来ています。全体のリハーサルは週に2回、と各セクションの練習を月に一回しています。それに各々毎週個人レッスンに通っています。スイスは日本のように自由時間の活動が学校を母体にしたものではなく、すべて個人、民間クラブによって運営されているため、みんなが集まって一緒に練習するのは限られています。またたくさんの子供達がスポーツと音楽を同時にやっていて時間的にも制限があります。スイングキッズの中にも何人かサッカーなどのスポーツクラブに所属していて週に1,2回練習に行っています。心身両方の発育を考えればそれも理に適っていると思えます。日本のようにただ量をこなせば上達するというのにも限界があります。

バンド発足8ヶ月で初めてコンサートのステージに立ちました。大人のバンド、ユースバンドとの合同コンサートでしたが、すでに将来を感じさせる何かのイン パクトを聴衆に与えました。こんな小さな子が、という驚きはそれ以来現在に至るまで演奏の度に耳にします。現在はみんな大きくなって中学生主体の編成にな りましたが音楽性においては高校生や大人のアマチュアバンド以上という評価を得ています。そのスイングのスピリットはジャズの伝統を真に受け継いでいま す。

2005年10月には2週間の日本ツアーを大成功のうちに終えることが出来ました。2005年は本当に躍進の年でした。国 営テレビ出演、モントルージャズフェスティバル出演等がハイライトでしたが全部で40数回の演奏に出かけました。

2006年10月、とても忙しい年でした。中でもやはり6月のアメリカツアーはハイライトでした。今年の演奏回数は実に63回です。これ程たくさん演奏しているバンドはスイス国内ではないです。本当にみんながスイングキッズを聴きたがります。

200734人のメンバーが抜け、新しい5人が入って来ました。みんな若くて才能に溢れた子供達ばかりです。夏ごろには今までになかった最高のレベルに達すると思います。

20076月、新しいメンバーはとても上達しました。今までになかったほど年齢の差が開きましたがみんなとても仲良くやっています。10月には日本と台 湾を2週間かけて回り合計17回のコンサートをしました。超ハードスケジュールも喜びがあるからこそこなせました。この年も60回を越える演奏に出かけま した。国営テレビにも3度目の出演をしました。

この年からダボスのジャズフェスティバルでの演奏を始めました。

2008年はアメリカのグレンミラーフェスティバルに再度出演しました。4日間で7回の演奏でしたがすごく楽しみました。この年はスイスとドイツの国営テレビにも出演して又知名度を増しましたがハイライトはAsconaJazzと国営ラジオのジャズ部門からSwiss Jazz Awardを頂いたことです。又「2008年のスイスで最 も愛されているジャズバンド」にも選ばれました。夏には数々のジャズフェスティバルも出演してまた一段とファン層を拡大しました。秋のアルゼンチンツアー は素晴らしかったです。聴衆の熱狂的な反応は今までのどこの国にもなかったです。

2009年6月には初めてパリでの演奏しました。フランス人もキッズの演奏にただただ驚いていました。7月にはダボスとせれりーなの二つのジャズフェスティバルに出演、この二つは常連なのでキッズのコンサートはどこも溢れんばかりの人でした。実行委員会の人たちも「もうスイングキッズなしのフェスティバルは考えられない」と言う程です。この年には指導者の木元大が州政府から「文化大賞」を受賞しました。

10月には3度目の日本ツアーをやりました。又最高に楽しかったです。

2010年、またまた忙しい年でした。1月にはスイスで一番視聴率の高い番組に登場しました。ここに登場するのは国際的に活躍しているアーティストだけで す。スイス人は殆ど出ないです。5月に又ドイツのテレビにも登場しました。そして6月は例のグレン・ミラー・フェスティバルに出演しました。先ずはニュー ヨークに飛んでコンサートをやりそれかた飛行機でカンサスシティーに行き出迎えのバスでフェスティバルの開催地、アイオワ州のクラリンダに到着して3日間 演奏しました。夏は国内での常連のフェスティバルにいくつか出演して楽しみました。特にダボスは5日間毎日演奏ですごく楽しいです。いいホテル、いい食 事、それにスイングキッズ目当ての人たちがいっぱい押しかけて来ます。もうスイングキッズなしでは考えられないようなフェスティバルになってしまったと、 開催者の話です。他には14ものバンドが国外から来ています、もちろんみんなプロのバンドです。

秋は再度アルゼンチンに2週間行って来ました。最後の3日間はパラグアイの首都アスンシオンの5スターのホテルに滞在して最高においしい食事を心から楽しみました。

2011年は一月に4枚目のCDの録音を終えました。3月12日がCD発表のコンサートです。日本ツアーもとても楽しかったです。特に最後の4泊5日は沖縄の恩納村のビーチホテルで海を満喫しました。東北支援のため宮城県七ヶ浜町でのコンサートもやりました。小学校中学校合わせて2000人の児童生徒全員にCDをプレゼントしたり中学の吹奏楽部にトランペットを寄贈したりスイスからの我々の思いを告げました。

2012年、6月に一週間ドイツの国際青少年音楽祭でやって来ました。これも楽しかったです。他の国からやって来たバンドはみんなうんと年上でしたがスイ ングキッズの生き生きとした演奏に驚いていました。特に全員が素晴らしいアドリブをするのにはみんな目を丸くしていました。どのバンドでもソロをする人は 限られていますから。夏はたくさんのフェスティバルで演奏しました。いろんなフェスティバルでもう常連になってしまいました。

秋は2週間南フランスでツアーをやりました。これ又最高に楽しくたくさんの思い出や面白いエピソードを残しました。

2013年 6月には10周年記念のジャズフェスティバルNew Orleans Meets Bulleに出演しました。ここはこれで4回目です。7月には7年連続でダボスのジャズフェスティバルで楽しみました。火曜日から日曜日まで毎日コンサートをやりましたがたくさん自由時間もありキッズ達にとっては楽しい休暇でした。10月には第5回目の日本ツアーをしました。詳しくは「日本ツアー2013」をご覧下さい。

2014年のハイライトはやはり5月の終わりから6月の初めに2週間行ったアルゼンチンですね。世界20カ国から1000人近い若者が集まってそれぞれにコンサートをやったり最終日は全員が特設の大きなステージに上がり一緒に2時間のコンサートを熱狂的に繰り広げました。

それから夏は例年通りダボスのジャズフェスティバルを初めたくさんのイベント、フェスティバルに出演しました。

2015年 例年は冬場は余り演奏がないのですがこの年は年明けから忙しくしています。3月には久しぶりに国営テレビに出演しました。夏スズキバイオリンスクールのヨーロッパコングレスがダボスであります。ヨーロッパ27カ国から250人の教師、それからたくさんの若者が集まって講習やコンサートをやります。スイングキッズは前夜祭で先生たちにコンサートをやりました。

10月は6度目の日本ツアーをやりました。日本国内だけで6000Kmちかくの移動をしました。きつかったですけどとても楽しかったです。またたくさん素晴らしい思い出が出来ました。 

2016年

スイングキッズのドキュメンタリー映画「青春をスイング」が第51回Solothurner Filmtageで上映されます。

その後スイスの各地の映画館で上映され大変好評を得ました。

5月23日から28日までアルゼンチンのイグアズで開かれる国際青少年音楽祭に参加しました。世界中から800人近い若者が集まる盛大なフェスティバルです。最終日のファイナルコンサートは全員がステージに上がって2時間大合奏をしました。

夏は7月12日から16日までダボスのジャズフェスティバルで演奏しました。2007年以来今年で9回目で今ではすっかりフェスティバルの顔になっています。各国から14,5のバンドが参加します。もちろんみんなプロのジャズメンばかりです。


7月の終わりから8月の始めにかけて初めて夏に日本に行きました。暑かったですが子供たちはすぐ慣れて日本の夏を楽しみました。震災以来支援している宮城県七ヶ浜町の復興感謝祭に出演するのが主目的で他には東京でスイスの建国記念日のイベントで演奏したり高校のジャズバンドと交流しましただけです。東京に5泊して大都会を大いに楽しみました。

11月には初めてイタリアのミラノで演奏しました。ある映画祭で「Swing it Kids」が上映され、その後スイングキッズのコンサートをやりました。イタリア人はやはり感情を素直に表現するのでステージではすごく楽しかったです。


2017年

一月に新しいメンバーが正式に入って来ました。10歳の子3人です。現在10歳の子が4人もいます。平均年齢は13歳に満たない、今まで一番若いグループですが演奏レベルは今まで一番と言っていいくらいです。


4月1日、スイスのジャズフェスティバルBeringer Jazz and Blues Daysから「青年ジャズ賞」と授与されました。


5月一週間学校から休みをもらってスイスとスペインへ行って来ました。合計6回のコンサートをしましたがどれも凄く楽しかったです。

7月1日はヨーロッパで一番入場者が多いドイツのテーマパーク「ヨーロッパ・パーク」演奏しました。


それから7月7,8,9日はチューリッヒの「世界青少年音楽祭」に3日間ゲスト出演して大いに盛り上げました。

世界中から85のグループが参加した大きなフェスティバルでした。


その翌日ダボスに移動して火曜日から土曜日までジャズフェスティバルで毎日演奏。

最後の土曜日は昼と夜3時間ずつのコンサートをやりました。


10月7日, 日本ツアー2017年、南阿蘇のファームランドでのコンサートから23日東京まで14回のコンサート、大成功でした。

11月3日よりユニクロの宣伝映像がスタート、YouTube、2週間で100万クリックを超える


2018年

5月またアルゼンチンに行って来ました。これで5度目でした。いつ行ってもエキサイティングです。

7月は新しいCDの録音をしました。

7月はもう2007年以来毎年出演しているダボスのジャズフェスティバルで演奏しました。

五日間で7回のコンサートをやりました。

何年もスイングキッズ目当てにフェスティバルに来る人がいっぱいします。

ありがたいことです。

2019年

今年は初めて春に日本に行きました。みんなが桜が見たいというものですから。 各地で見れてみんな感動していました。

演奏も九州から東北までかなり移動しましたがとても楽しかったです。

2020年

突然襲って来たコロナのため演奏は殆どキャンセルされました。

幸いに7月のダボスジャズフェスティバルは開催され一週間毎日演奏が出来ました。いつものように本当に楽しい一週間でした。


2021年

9カ月のコロナ休暇の後7月にダボスジャズフェスティバルで演奏。2007年より2015年を除いて毎年出演していて今年でダボスでの100回目のコンサートになりを盛大に祝いました。

一つのバンドが一つのフェスティバルで100回も演奏したというのは世界にも例がないと思います。それも子供のバンドで。

それから8,9月はかなり演奏がありましたが10月の日本ツアーは勿論キャンセルされました。

11月、12月の大きなイベントは軒並みキャンセルで小編成も含めて数回演奏がありそれで2021年は終わりでした。


2022年

3月から又活動が始まりました

地元の子供病院が寄付を集めるチャリティーイベントに招待され演奏しました。最高の雰囲気でした。地元近くの人口2400人の小さな町でコンサートをやりましたが400人以上の人たちが来て下さり最高に盛り上がりました。

5月には州立銀行創業150周年記念の大きなイベントに招待されて3000人の聴衆を最高に盛り上げました。

7月恒例のダボスでのジャズフェスティバル、サルがンス・ジャズフェスティバル、クリスマスコンサート等

2023年

2007年以来毎年出演しているダボスのジャズフェスティバルで111回目のコンサートを終えました

3月St. Gallen州教育関係の人たち3000人の前で演奏して大喝采を受けました。

4月Grauwuenden州立銀行の総会に出演2800人の聴衆を魅了しました。

10月第10回目の日本ツアー、13回の感動のコンサートを終わりました。仙台のコンサートでは倍賞千恵子さんが東京からわざわざ聴きにいらして下さいました。楽屋で子供たちとも楽しく交流して下さって大変素晴らしい思い出になりました。